コント「信長先生」
一人何役もやるボケがやりたくて書いたコントです。
ちなみに昨日完成したばかり。
筆者が女性である関係上実現が難しそうなのでこちらにあげさせていただきます。
まだまだ改善の余地が沢山あるのでこれから微調整していきたいと思います。
B ボケ 先生
T ツッコミ 生徒
T「今日も授業だるいなー。うちの担任ばか真面目で何の面白みもない上に日本史オタクでずっと日本史の話ばっかりしてるしさ。本当最悪だよな。」
チャイムの音。ガラガラっと引き戸を開けてTが入ってくる。服装は普通でいいかな。
B「鎮まれ皆の者」
T「…は?何言ってんの急に」
B「予が朝の会を始めるぞ。」
T、手を上げる
B「何じゃT?」
T「先生どうしたんですかその喋り方?そういうボケですか?」
B「何を言っておるのじゃ。予はもともとこういう話し方であろう?」
T「いやどう考えてもおかしいから。」
B「余談ではあるが、予昨日銀座に占いというものをしてもらいに行ってな。」
T「いや、どこ行ってんすか。だいたい昨日平日でしょ!学校終わってから?銀座?」
B「そこで前世を見てもらったのじゃ。」
T「どう考えても怪しいやつじゃんそれ。」
B「そうしたら何と言われたと思う?織田信長じゃと!」
T「ソーレーカー。前世が織田信長だって言われて調子に乗ってその喋り方になったのか。…でもまあどうせ一時的なもので明日には戻ってるだろ。面白いしこのままでいいや。」
B「黙れうつけ者!」
T「うつけ者って呼ばれてたのは信長自身なんだよなあ。」
B「予は昨日滋賀に引っ越した。」
T「いやここ東京だけど?えっ滋賀?何で?」
B「安土だ。」
T「安土城か!知らなかった。っていや一日で引っ越すってどんなスピード引っ越しだよ!そもそも占いで前世信長って言われただけで引っ越すってどんなだよ!今朝どうやって通勤してきたんだよ!」
B「本日はつごもりに行われる戦について話す。」
T「月末に行われる体育祭かな?まあ間違ってはいないけど。」
B「詳しい戦術は体育委員…体育…江戸時代でも体育は体育なのか…?」
T「ああほらちょっと素が出てる!」
B「何でも良い!おい猿!話せ!」
T「猿?豊臣秀吉でも呼ぶのか?」
B(体育委員)「はっ。温めておきました。」
T「いや体育委員?お前もかよ!しかも温めておいたって何を?戦術をかな?」
B(体育委員)「我が軍勢は120」
T「ああまあね。学校全体を半分に分けるからね。そんなもんかな。」
B(体育委員)「対する相手の軍勢は121」
T「まあ、半分だからね。そんなもんだろうね。」
B「なんてことじゃ!桶狭間の戦いでは兵力差は約5倍であったというのに!今すぐ体育委員会に申し入れて80名を相手の軍勢に送り込め!」
T「何で体育祭で桶狭間再現しようとしてんすか?!奇襲とかできないし100パーセント負けますよ?」
B(体育委員)「御意。」
T「お前も了解するな。」
B(生徒1)「ちょっと先生!ふざけるのはやめてください!」
B(生徒2)「そうだよ!おい委員長なんとか言ってやれよ!」
T「ほら怒られてんじゃん。よかった委員長ならきっと注意してくれる。」
B(委員長)「無駄をしなんす。ちっと黙っておくんなまし。」
T「委員長が一番やばいじゃねえか!さりげなくひどいこと言ってるし。」
B「(少し間を開けて)かたじけない。」
T「委員長強!江戸時代もこんな感じだったのかな…。」
B(委員長)「時間もありんせん。」
B「それもそうじゃ。」
B「最後に皆のものに瓦版を配る。」
T「学級通信だろ。」
B(生徒1)「先生、1部足りないです!」
B「沢山持つものは持たざる者にわけあたえよ!」
T「普通に言えよ!」
B(生徒1)「先生!〇〇くんが2部持ってるのに渡してくれません!」
B「なんじゃと?予の言うことが聞けぬか?殺してしまえ!」
B(生徒2)「あ、今先生殺すって言いましたね?脅迫ですよ!」
T「ああもう収集がつかない!」
チャイムの音。
B「はいでは引き続き日本史の授業に入ります。」
T「いやなんでホームルーム中だけそれやろうと思ったんだよ!どうせなら授業でやれよ!もういいよ!」